NTBOX4000は、AMD Kria K26 SOMを搭載したエッジIoTゲートウェイです。
Go言語で開発された高性能アプリケーションにより、車両データ(CAN)および位置情報(GNSS)を収集し、リアルタイムでのクラウド送信と、大容量データのログ保存機能を提供します。
さらに、単なるデータの収集・送信に留まらず、双方向通信を活用した「車両のリモート制御」や「遠隔でのパラメータ適合」を実現し、次世代のコネクテッドカー・サービスの基盤を提供します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 外形寸法 | W: 83 mm x D: 147 mm x H: 43 mm (突起部含まず) |
| プロセッサ | AMD Kria K26 SOM (Quad-core ARM Cortex-A53) |
| メモリ / ストレージ | 4GB DDR4 / 16GB eMMC (不揮発性) |
| 筐体素材 | 上部: 樹脂製 (黒色) / 下部: 金属製ベースプレート (シルバー) |
| 電源電圧 | DC 12V / 24V (動作範囲: 9V - 36V) |
| 動作温度範囲 | -20℃ ~ +70℃ |
本デバイスは、車両搭載を前提とした堅牢な設計および接続インターフェースを有しています。
| 名称 | 特徴・用途 |
|---|---|
| アンテナ接続端子 (x3) |
SMAタイプ同軸コネクタ (金メッキ処理)
用途: LTE/4G, GNSS, Wi-Fi等の無線通信用
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| イーサネットポート |
RJ45コネクタ
用途: 外部PC接続、高速データ通信、メンテナンス用
|
| USBポート |
Type-C 形状
用途: ログ取得
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| メインコネクタ |
多ピン産業用コネクタ (黒色)
用途: 電源供給(IG/BAT/GND)、CANバス通信、汎用I/O接続
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| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | 自作PetaLinux OS (Ubuntu 20.04 LTSをベース) |
| 開発言語 / ランタイム | Go (Golang 1.17) / Native Binary (tbox-worker) |
| リアルタイム通信 (Up-link) | AWS IoT Core (MQTT over TLS 1.2) |
| データ保全・ログ送信 (Up-link) | ローカルCSV保存 + スリープ時S3一括アップロード機能 |
| 車両リモート制御 (Down-link) | クラウドからの制御コマンド受信および車両CANバスへの実行指示送信機能 |
| 遠隔保守・パラメータ適合 | TBOXアプリケーションおよび各種ECU群のOTA(Over-The-Air)更新、ならびに車両制御パラメータの遠隔チューニング機能 |
本製品は以下の通信アーキテクチャにより高度な安全性を確保しています。
| セキュリティ機能 | 仕組みと安全性 |
|---|---|
| 1. 閉域網接続 (Private IP) | デバイスにはグローバルIPアドレスを付与せず、SORACOM網内でのみ有効なプライベートIPアドレスを使用。インターネット側からの直接攻撃(ポートスキャン等)をネットワークレベルで遮断しています。 |
| 2. 通信経路の暗号化 |
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| 3. オンデマンドリモートアクセス | 保守用ポート(SSH)は通常時は外部から到達不可能。メンテナンス時のみ、SORACOM Napter機能により一時的なアクセス経路を確立する方式を採用し、常時開放ポートによるリスクを排除しています。 |
| 項目 | 仕様・対策 |
|---|---|
| 認証情報の保護 | AWS接続用X.509証明書は設定ファイルパスで指定し、アプリケーションバイナリとは分離して管理。 |
| ポート制御 | インバウンドポートは全閉鎖。保守用SSH(22)のみ上記オンデマンドアクセス時のみ動的に開放。 |
| データ消去 | 廃棄時・譲渡時用のデータ一括消去コマンド(erase_data.sh)を実装。蓄積されたCSVログおよび一時ファイルを削除。 |