NTBOX4000 取扱説明書

重要:ご使用前に本マニュアルを必ずお読みください。

⚠️ 1. 安全上のご注意

セキュリティに関する警告

本製品はインターネットに接続されます。初期設定済みのセキュリティ設定(ポート閉鎖、証明書認証)を変更して使用する場合、サイバー攻撃のリスクが高まります。原則として出荷時設定での運用を推奨します。

🔌 2. 設置と接続

配線の接続手順

  1. LTEアンテナおよびGNSSアンテナを対応する端子にしっかりと接続してください。
  2. CAN0とCAN1バスをそれぞれメインコネクタピン5~8に接続してください。
    • CAN0: 車両CAN (500kbps等)
    • CAN1: EV-CAN (500kbps等)
  3. 電源ケーブル(ACC, +B, GND)をそれぞれメインコネクタピン12~18に接続してください。
    ※ACC ONを検知するとシステムが自動的に起動します。

メインコネクタ ピン配置 (MX77A020HF1)

MX77A020HF1 コネクタ実物写真

MX77A020HF1 コネクタ実物外観

Pin Signal Notes Pin Signal Notes
1 RS0_TxD RS-232 TxD 出力 9 GND グランド
2 RS0_RxD RS-232 RxD 入力
3 RSVD1 拡張用信号 1 10 RSVD2 拡張用信号 2
4 RSVD3 拡張用信号 3 11 RSVD4 拡張用信号 4
12 GND グランド
13 GND グランド
14 GND グランド
15 IV_BATT バッテリ電源入力、常時 ON
16 IV_BATT バッテリ電源入力、常時 ON
17 IV_BATT バッテリ電源入力、常時 ON
5 CAN0_H CAN Ch-0 High 18 IV_ACC アクセサリー電源入力(Wakeup)
6 CAN0_L CAN Ch-0 Low 19 <N.C.> テストポイント TP1 にのみ接続
7 CAN1_H CAN Ch-1 High
8 CAN1_L CAN Ch-1 Low 20 GND グランド

📡 3. 運用・保守

データ送信とログ保存機能

本製品は、車両データおよびGPS位置情報を以下の2系統で処理します。

🌐 リアルタイム送信 (MQTT)

走行データをAWS IoT Coreへリアルタイムに送信します。通信不安定時は自動再接続を行います。

📦 ログ保存・一括送信 (S3)

詳細なログデータは内部ストレージにCSV形式で蓄積されます。車両のイグニッションOFF(スリープ移行)時に、蓄積されたデータは圧縮(ZIP)され、AWS S3へ自動的にアップロードされます。

車両リモート制御

クラウドからの指示を受信し、本製品を通じて車両のCANバスへ制御コマンドを送信することで、ドアの施錠・解錠や空調の事前起動など、車両の物理的なアクチュエータやECUを遠隔操作することが可能です。

遠隔保守・ソフトウェアアップデート(OTA)

本製品のファームウェアおよびアプリケーション(tbox-worker)の更新に加え、接続された各種ECU群のOTAアップデートが可能です。
また、ソフトウェアの更新だけでなく、車両の挙動やデータ取得間隔を決定する制御パラメータの遠隔チューニング(リモート変更)にも対応しています。アップデート通知はサポートサイトにて行われます。

♻️ 4. 廃棄と譲渡 (データ消去)

本製品を廃棄または第三者に譲渡する場合、内部に保存された機密データ(アプリケーション、証明書、生データ、圧縮データ等)を安全に消去(初期化)する必要があります。

手順:

保守用コンソール(SSH)より、以下のデータ消去スクリプトを実行し、完了後にシステムを再起動してください。

$ ./erase_data.sh
$ sudo reboot

※注意:この操作によりアプリケーション、クラウド接続用証明書及びログデータが完全に削除され、復元できなくなります。

(OSのコアシステムやファームウェアバージョンは退行せず維持されます)

📜 5. 免責事項・サポート

推奨されるセキュリティアップデートを適用せずに運用した場合の事故やデータ漏洩については、当社は一切の責任を負いません。

サポート期間: 2036年12月31日まで
NTBOX4000 取扱説明書
発行年月日
2026年3月1日
Rev.1.00
2026年4月1日
Rev.1.10
発行
AZAPA株式会社 システムデザインカンパニー
〒460-0003 名古屋市中区錦2-4-15 ORE錦二丁目ビル 2F
NTBOX4000 User Manual | Version 2.4